「恒例」というありがたみ。

チャオ!明治座祭10周年記念特別公演『忠臣蔵 討入・る祭』。

同じ忠臣蔵ネタだった大江戸鍋は、2011年の暮れ、東日本大震災で日本が打ちのめされていた年の上演でした。エンタメは「救い」として求められ、明るく楽しいハッピーエンドで大いに泣いて笑っていっしょに年を越しました。
2020年、エンタメは「不要不急」として存続自体が脅かされ、無観客や配信などで食いつなぎながらも上演は常に危ぶまれる状況が続いています。だからこそ骨太で、揺るぎない完成度の作品が必要とされているのではと感じます。

半ばあきらめていた年末明治座、ちゃんとやってくれてありがとう。
祭シリーズ10周年おめでとう。全部観てるよありがとう。
こばかつもひらのも二度目の明治座座長おめでとう。こばかつは新春鍋の明智光秀から、ひらのは安吾の桜から、ずっとるひまを見限らないでくれてありがとう。

る・ひまわりさん、こばかつ&ひらの萌えをもう一度ありがとう。

もうさ、こばかつファン的には全部盛りだったよ。フルコースだったよ。見たいこばかつが詰まってたよ。
やさぐれも仏頂面も笑顔も泣き顔も長ゼリフも敬語も優しさも愛しさも切なさも心強さも、頭いいとこもめちゃくちゃ強いとこもすっとぼけも身長差も攻めも守りも満漢全席だったよ! あと生足!!
ひらのは去年もすごく思ったけど10年での成長が段違い。受けても攻めても歌っても踊ってもいい役者。声の深みがすごい。大阪学園ハイスクールからの二人を思うと、目頭が熱くなるどころじゃない。10年……

そのへん、もう書いてくれてる人がいるのでそのまま貼りますね。もうオカズじゃなく主食ですよあの人たち。

あと日程的に仕方なかったんだろうけど、よりによってこの格好でインタビュー受けてる面々ね……嫌がってるのこばかつだけっぽいけどね……嫌がらせでブロマイド買ったった。

るひまには数年に一度がつーんと側頭部殴打されるときがあって、その「数年に一度」のために年2,3回くらい、年会費的に払ってるんだと思います。余裕があったらこのへんあとでじっくり語りたい。
そして年に一度は明治座のお弁当を食べたい体になってしまった。


W座長。
風がなくてこばかつのほうがぐんにゃりしててうまく撮れなかったアルカリが「ちくしょう、本人か!」と叫んでました。

大事を取って降板した体調不良の安西。
安西ファン(今回は配信で観劇)に送るために撮ったらだれよりもきれいに撮れてしまった。
滝口が出られなかったときも上げてくれてた、そういう心遣いが好き。

初日、2階の1列目だったんだけど、見下ろせる範囲の1階席は埋まってました。前方は間隔なしの販売で、たしかにそこは埋まってないとさびしすぎるので納得。ただ、1つ空けだったはずの後方はわからない。
2部のコールアンドレスポンスとスタンディングはなし。まあ最近もうはしゃぐ元気がなくなってきて2,3階席をとってるくらいなので個人的には変わらなかったけど、そうやってゆったり楽しめるのも1階席がオールスタンディングで盛り上がってくれるからで、どっかさびしさはありました。
花道はなし。客席下りもNG。そのぶん拍手や手拍子が多くなるように工夫されてたとは思う。いろんなせめぎ合いの中での「年末恒例」がそこにありました。

大晦日の鉄道終夜運転休止によって、カウントダウン公演も急遽前倒しになってしまいましたが、でもまあるひま時間でムリヤリカウントダウンしたけどね! 21時半ごろにね!!

いつものみんなと年越しできて笑、ホントにうれしかったです。今年は何事もなく、「いつもどおり」大騒ぎできるといいですね。