コンテンツは無限でも無期限でもないという話

昔からテレビCMで果てしない妄想をくり広げるのが好きなニッケルです。
2時間も50話もいらない、30秒の映像が数パターンあれば充分なんだわ私……安上がり?

前にはりきって妄想を形にしたdocomoの「全員先生」、星プロの一展開だったということで、2021年6月30日をもって星プロの終了とともに消えてしまうんだなあ……と遠い目をしているところです。
Twitterアカウントくらいは残してくれるかなと思ったらもう消えてるし……日付変わるのも待たないんですね、容赦ないですね。そりゃそうか。

思えば広告って常に期間限定で、プロモーション期間が終わったらコンテンツ丸ごとなかったことにされるのが運命づけられているのですよねあたりまえだけど。
この広告ステキ!ずっと推したい!!と思っても、契約期間なり展開期間なりが過ぎると、その商品が残っていようがいまいがサイトはなくなり動画は削除されポスターは剥がされ販促物は廃棄されるわけですよ。知ってますよそんなこと。
って、べつに今に限ったことじゃないのに、というかずっと前からそのくり返しで、新しいプロモーションが出るたび「前のアレはもうないんだな……」と切なくなるのは変わらないのに。一連の流れをたまたま今回ちょっとした偶然ながらリアルタイムでまのあたりにしてしまい、しみじみと喪失感に打ちひしがれています。コスモフたちのぬいぐるみが撤去されてドコモダケとポインコだけになってるディスプレイの物悲しさ。ドコモダケは息が長くて羨ましいなあ。

商品ではなく広告コンテンツ自体にハマるって、同人的にはほとんど禁忌です。一年もしたら古くさくなってしまうし五年経ったら覚えてる人も少なくなるし、コンテンツとしてはインスタントで使い捨てだから、細く長く楽しみたいオタクには向かない。布教して仲間を増やすことも叶わない。
星プロかわいかったし全員先生楽しそうだったし、すごく好きだったんだけど自分から思い出にしがみついていく覚悟がないとすぐに忘れていくんだろうな。諸行無常すぎるジャンル。

星野先生と長谷川先生で書きかけていた4コマが5,6本あったんですが、日の目を見ることなくメディバンの中に埋もれています。
二次創作なんてもともと虚ろな行為なのに、独りでもそもそ描いてる時点で幻覚感強めな上、元コンテンツが消えたことによって完全に無と化した感がすごいです。

これは長谷川先生が指輪してるのに気づいてモヤモヤしながら書いた、指輪関係ないネタ。あそこで一回気持ちが折れ曲がったというのは正直ある。

せめて星Pとコスモフにしておけばよかったです。

もう恋なんてしないと言いつつきっとまたどこかのCMドラマでテンションぶち上がってるのでしょう。人間そう簡単に変わらない。