シンエヴァその他感想[2021.8.31]
※2022年追記:
シン・ウルトラマンのタイミングで出せばよかったなあ、と思いつつ。アマプラ入ったばっかりのころでテンション高いです。
庵野祭り。
ずっと迷ってるのは、貞本エヴァを読むかどうかです。
5巻くらいまではリアタイしてたんだけど、庵野以外のエヴァはありなのかなあって。
読んでいいよ、というエヴァファンのお墨付きが欲しいw
以下、庵野祭り覚書です。
◎シン・エヴァンゲリオン
◎プロフェッショナル仕事の流儀/さようなら、すべてのエヴァンゲリオン
◎シン・ゴジラ
◎シンカリオン&Zエヴァコラボ
7月末、『シン・エヴァンゲリオン』を観ました。
上映終了ギリギリ。
パンフ完売だったので特典の「薄い本」だけゲット……シークレットのイラストはマリさんでした。
序はテレビで見たのかな。破は映画館で観た。Qは記憶にないので観てないと思う。ていうか今回知らないことけっこうあったし。
まあヴィレのほうは対ネルフっていうのがわかりやすくて、あーそうなったんだなーって飲み込むことはできたし、マリについてはそういう設定なんだねって理解しながら観てたんだけど。
冬月先生はなんなの。
なんであそこまでゲンドウに尽くせるの。最後まで見てもわかんなかった。
テレビ版はいちおうリアタイっていうのか……田舎だから放映遅れてたけど、まあ全部観てた。でも人間ドラマパートが丸ごと意味わからなかったので(理解したくなかったともいう)そこまでハマりはしなかった。
でもまあネタとして強かったのもあって、学校のオタ仲間のあいだでは、誕生日に碇ゲンドウグッズを送り合う嫌がらせが流行ってました。そういう消費対象だったな当時は。
テレビ見てる後ろを通りすがった母が「この人電線好きねえ」と言ってて、よくわかるな……と思いました。一見さんにもわかるレベルってことなのか。あとキリスト教詳しい人なので洩れ聞こえる単語がいちいち気になったみたい。
ベリショのリッちゃんがめちゃくちゃかっこよくて、ミサトさんもたまにミサトさんだったけどやっぱりかっこよくて、あの二人はテレビ版いらんでしょう。映画だけでいいでしょう。
加持も不要と思ってたけど、いい形見を残していったのでチャラにします。
あとシンジくんとカヲルくんになんとも思わなかった鈍感な高校生だったのですけど、今回初めて「渚司令」と「リョウちゃん」の関係に立ち上がりかけました。
なにそれ、そんな選択肢があったの!? 早く言ってよ!!
カプ的にはミサリツでマリアスだったので、ちょっとあちこち複雑な部分もありつつ、終わったのでよかったです。今回は「ちゃんと終わる」ことが大事だったのだと思います。
あとエンドロールの圧巻なこと。アニメ業界の一大事業だったんだろうなって。
冬月先生みたいに、利害以上の何かを超えてここまで来ちゃった人もいるんだろうな。お疲れさまでした。
さようなら、すべての冬月コウゾウ。
すごいエネルギーを浴びたので、しばらくpixivでいろんな人の「俺のエヴァ」を眺めてました。
歴史がありすぎてなにもかもネタになっちゃってるけど、ガチ考察ガチ補完系も好きです。
映画観てから、満を持して『プロフェッショナル仕事の流儀』『さようなら、すべてのエヴァンゲリオン』を観ました。
どっちもドキュメンタリーとして別方向の作り方をしてて面白かった。
いきなり愚痴りはじめるプロフェッショナルも一般向けにがんばった感じがしたし、完全版のほうは丁寧に映画完成まで追ってたし。
アニメはそんな詳しくないんですけど、そんな私でも知ってる名監督たちが、庵野秀明にぐるんぐるん振り回されてるのが痛ましいというかおもしろいというか。鶴巻さん大丈夫!?マヒロ手を止めないけど大丈夫!?ってすごいハラハラしてた。
樋口さんはもう心配してない。
飲み会で無電柱化反対を主張している庵野(を入れたNHK取材班)にほっこりしました。知ってる、昔から電柱萌えなの超知ってる。
たくさんの冬月先生に支えられて、庵野監督はエヴァンゲリオンという計画を完遂したんだなと思うと目頭が熱くなりました。
すべての冬月コウゾウに、ありがとう。
テレビ業界でドキュメンタリー番組作ってた友人が実はエヴァファンというのが判明したので、そういう人がコレを観たらどう思うのかなとちょっと聞いてみたくなりました。
ていうか年季の入ったエヴァファンの語りを生で聞きたい。そういう世界が恋しい。
勢いで『シン・ゴジラ』観ました。5年ぶりに。
カメラアングルの独特さが印象に残ってたんですけど、ドキュメンタリー見たあとだと「これかー」ってなる。
私はやっぱり「不要なものを削ぎ落としてアガる要素だけを煮詰めたエヴァンゲリオン」としての「シン・ゴジラ」が好きなんだなと再認識。悩む矢口とか見たくないし。
あとやっぱり電線すげえなってなりますね。自衛隊といい専門車両といい庵野のプレゼンスキルが高い。
赤坂は冬月なのか、というのはもうちょっと考えたいです。
矢口は理不尽じゃないから違う気もする……
エンドロール、たくさんの冬月先生がこちらにも名を連ねてて、嗚呼カラー……ってなりました。
あのさ、前田真宏は取締役に名前がないけどカラー所属でいいんだよね? ウルトラもライダーもイメージボード描いてるもんね?
ついでなんですけど、シンカリオンのエヴァコラボ回も観ました。
庵野関係ないw
まず無印、思った以上にエヴァでした。
ひかり・のぞみ・こだまの三姉妹で新幹線つながり、というのはなるほどって感じで。
全員オリジナルキャストはわかるけど、必要ないレイとアスカまで呼ぶ本気度。いろんなオマージュシーンや名台詞がムリヤリねじ込まれていて大変なことに。
何よりも「エヴァが人造人間じゃなく変型ロボットだったら」というロボ好きなら一度は考える禁忌の欲望が、てらいなく実現されていて非常に楽しかったです。
Zのは、もう完全にシンエヴァの続編でした。
いきなりゲンドウが電車乗ってたらそれはあの映画からの引きだろう。そういうのpixivでいっぱい見た。
レイとアスカは今回も必要なかったのですが、制服を着ている中学生の二人に会えるのはもうここだけだと思うとすごいありがたい。
無印が「エヴァって聞いたことある」くらいの層にもわかるように丁寧に描いていたのに対して、Zは「みんな映画観たよね?」くらいのノリだったのやばい。シンカリオンEVAと「鬼エヴァ」が戦えるのは、あの映画があったからよね。
公式サイトがエヴァ仕様になってたりTwitter公式があのスタイルでカウントダウンしてたり、ものすごい偏愛を感じるコラボでした。
ていうかエヴァコラボなんてハンパな気持ちじゃできないんだなと実感しました。
というわけで今さらアマプラ&NHKオンデマ入りました。
コンテンツが多すぎて何観ていいのか混乱しているところです。