元マウス絵描きの字書きが10年ぶりにデジタルでイラスト描いてみた結果www

一度こういう釣りタイトルみたいのつけてみたいっていう願望はありますよね、ブログやってる以上。

ということで話せば長くなるんですけどがばっと割愛しますと、PCを新調しまして。
それがノートパソコンなんだけどタッチパネルにもなってて画面に直接書き込めるというやつで。
じゃあちょっと久しぶりに絵を描いてみようかなと思ったら、お絵かき支援技術の進化がすごいことになってました。

わたし小三くらいからパソコン触ってるんですけど、大人になるまでずーっとマウスでお絵かきしてたんですよね。ええもうドット絵から始めて。4コマくらいならマンガも描いてましたね。なぜかペンタブっていう文明の利器とはご縁がなかったんですよね。まあ自分の絵柄が気にくわなくて字書きに転向したんですけどね(笑)。
それが、今やデジタル技術でどうとでもなる時代と聞きまして! 字書きも絵描きになれるのか!?という、まあ実験記事です。お時間ある方だけどうぞ。

——————————–

今回使ったのは「MediBangPaint」。初心者でも使えるお絵かきアプリない?って同人仲間に訊いたら教えてくれた。
iPhoneにも入れてみたけどなかなか楽しい。指で描くって逆に原始に戻ってる気もするけど……アプリとしてはモバイル版のほうが使いやすかったです。

それから「PaintsChainer」! pixivsketchに使われてるといったほうが有名かな。自動着色AIという未来の技術。存在は知ってたけど触るのは初めて。

そしてLenovo「YOGA BOOK」のタブレットモード、ペンは付属のやつ。

この三つの最新技術(笑)を使って、久しぶりにお絵かきしてみました。

——————————–

まず線画を作成。
久しぶりなのでちょいズルい手も使ってはいますが勘弁してください。いろいろやってみてこのあとの作業で正面向きのバストアップが適しているとわかったので、こういう単純な構図でいきます。手抜きじゃないです!(主張)
あたりまえだけどマウスでこんなにすーっと線は引けなかったよね。お絵かきやりすぎてマウス壊したこともあったな……

これを、PaintsChainerのサイトにアップロード。
色の一部をパレットから指定するだけでいいという手軽さ。これはマウスでもできます。線が閉じてなくても勝手にエリアを判別してくれるらしい、すごい!

着色パターンは3種類あって、同じ色でもそれぞれ違う塗りになります。
まず「たんぽぽ」。

「さつき」。

「かんな」。

ええと……元絵に関してはちょっと目をつぶっていただいて……すごくないですか??
わたし、色塗りに関しては「もはや事故レベル」と言われるほどだったんですけど、ちょいちょいって色指定しただけでなんかpixivに投稿できそうな絵ができてきましたよ!

色塗らさった!って思うのは「たんぽぽ」な気がする。
線画のアラが目立たなくなったのは「さつき」かな。
「かんな」はこんなラフじゃなく均一できれいな線だったらハマるのかも。色をどこに乗せるかも重要なんでしょうか。

基本的に目がおっきな美少女イラストで学習してるらしくて、瞳が小さいと認識してもらえないっぽい。眼球までちゃんと描こうとしない私には厳しいAIだ……
とはいえ、影の方向とか濃淡とか細かいことを気にせず、「なんとなく流行りの塗りができている」程度でよければ必要充分。自分で塗ったら影の向きは合っててもこんなイイカンジにならない絶対!
ていうかもう色塗りなんてしなくていいんだ、という開放感がすごいです。ある種のバリアフリー技術。

あとは、線画を整えてくれるペン入れAIと、全体のバランスを補正してくれるデッサンAIが出てくれれば……

——————————–

ということで結論としては、
最低限の描画力がないとタブレットもアプリもAIも意味ない。
でした! 身も蓋もない!!
iPadPro使っても寺田克也にはなれないし、Procreate使っても多田由美にはなれないんだよ……知ってた……

ちなみになんで戦兎かっていうと、髪型が描きやすいからですよ!(逆ギレ)
色的に華やかだからってルパパトの面々描いてみようと思ったけど、髪型が難しすぎて挫折しました。アレ描いてる人すごい! とくに透真! アルカリありがとう!(いきなりの感謝)

でもまあ何事も十年くらいやればそこそこモノになるというのは経験則で理解しているので、今から絵を描きはじめれば老後のガチ趣味には余裕で間に合います。遅くない遅くない。
いま読み専の人も、今日から同人始めたら十年後にはベテランですよ。今50歳だとしてもまだ60歳ですよ。遅くない遅くない。